erasmia pucella / SEPTEMBER (10inch)

アメリカのmid90年代の奥深さを痛感する一枚。イギリスのレーベルsimbaとの共同リリース。1994年9月から1995年5月までの短すぎるバンド活動で唯一残した音源。録音時期は解散直前の4月。
エモとも激情系とも取れるサウンドを言葉にするのは難しい。静かに、ひたすら繊細に繰り返されるリフとフレーズ。語りかけるボーカル、歌いかけるボーカル、絶叫するボーカルの三つ巴は刹那さと切なさを表現し、ひたすら内へ情熱を秘めたまま、突如として感情を爆発させる全4曲。portrait of past,julia,mineral。聴けば、聴くほどにのめり込む一枚。A面はエモ色が強く、B面はエモ色に激情色が若干強く混ざるサウンド。
線香花火のように短い活動期間にこれだけのサウンドを残したバンドはほかにはいないだろう。1996年作品。

tree records
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