food not bombs-benefit record/V.A(12inch)

カナダのAnima Recordsからリリースされたコンピレーション。世界規模で起こっている格差デモに通じるものがあるこのコンピはいろいろと考えるきっかけになるはず。純粋に音楽を楽しむのも有りだが、レーベルや参加バンドの思いも少しは感じて欲しいと思う。あと、印象的だったのは、いつの時代か分からないが、爆弾一発1300USドルと書かれたイラストが興味深かった。
A-side
1-alienation
2-remise en cause, revolution, dilemme/Anomie
フランス・激情ハードコアバンド。ディスコグラフィーに収録済みだが、これから始まる物語のオープニングを飾るに相応しい。
3-the bus ride
4-washington Park
5-the truth about san diego/Palatka
6-falling down/Kathode
7-lying vines
8-BBQ/Inso Grey
アメリカ・激情ハードコアバンド。Anomieを彷彿とさせる女性ボーカル、ドラマティックな静動の展開、哀愁感の漂うギター、文句無し。個人的体験から書かれた詩は考えさせられる。短い活動期間が残念。
9-to be part of a group/Hol/o Kron
B-side
1-only the faces have Changed
2-adapt/Sixpence
アメリカ・カオティックハードコアバンド。2曲目が泣きの要素を含んだ激情ハードコアだったのが意外だった。乾いた感じの哀愁性のあるアルペジオがとても印象的。
3-i may be PC, but you're a fucking poseur
4-welcome to hell
5-i heard songs about animal rights aren't cool anymore/Swallowing Shit
6-in december/Constantine Sankathi
アメリカ・激情ハードコアバンド。印象的なギターに絡むハーモニカーが悲しげな雰囲気の前半パート、語りかけるようなボーカルで静かに展開。中盤からダイナミックさを伴いエモーショナル感を爆発させる。
7-words that burn my ears/Drift
カナダ・激情ハードコアバンド。このレーベルを知るきっかけとなったバンド。
released by Anima Records in 1997