every day i wish you harm/HANKSHAW(CD)

アメリカ・フロリダ産のエモーショナルパンク/エモバンドの2ndシングル。
1stアルバムリリース後にリリースされているのだが、全曲アルバム未収録曲で、エモーショナルな要素が強く、パンクらしさはかなり薄れているが、僕がこのバンドの音源を薦めるとしたらシングル群。それ程に密度が濃い。
冒頭を飾る"sad and beautiful world"。曲名からイメージするそのままの世界観が広がる。物悲しげなエモーショナルワールド。10代の少年の様に胸を締め付けられる。そして、タイトル曲"every day i wish you harm"は今音源中、唯一と言ってもいい躍動感を感じるエモーショナルソング。初期The Get Up Kidsに通じるダイナミックさとエモーショナルの融合、それにビューティフルな男性ボーカルが重なる。ハーモニー音だけで十分にエモーショナルさを満喫。"too much of a good day is bad"では展開を抑え目に効果的なメランコリックなリフで印象付ける。ラストはアメリカの女性ハードロッカーPat Benatarのカバーをアコギを加えながら静の部分を強調しながらもエモーショナル度の高さは継続。
どうしても女性ボーカルにしか聴こえないけど、この音源も外せない程にお気に入り。
released by Doghouse Records in 1998
http://www.myspace.com/hankshaw
Doghouse Records
http://www.doghouserecords.com