HOPESFALL / no wings to speak of (CD)

HOPESFALL

アメリカの叙情派ニュースクール・バンドHOPESFALLのシングル。
ハードコアの持つ激しさと凶暴さを根底に持ちつつも、エモーショナルなメロディーを融合させた特筆すべき作品。
破壊力とエモーショナルの両面性を持つ轟音ギターと引き込まれるような美しいアルペジオのバランス、咆哮する絶叫ボーカルとエモーショナルなボーカルの混合が生み出すメロディー、全てが完璧だと思える。
特に3曲目の"end of an era"は素晴らしく、これだけのドラマティックな様式美を持つ楽曲を僕は今までに聴いたことがない。
この曲を聴いている時は最高の至福の時だ。完璧という言葉はこの曲のためにあったのかという錯覚さえ覚えるほとだ。最高よりも極上という言葉が相応しい。
全4曲という少ない収録曲の作品だが、この曲だけのために買って損はないと断言したい。それだけの価値を持っていると僕は断言したい。
もちろん、ほかの曲もクオリティーが高いのだが、どうしても"end of an era"が強烈過ぎるのだ。
過去に存在し、近年も増加するこの手のバンドの中でも最重要なバンドであるのは否定の余地はないだろう。
大げさかも知れないが、この作品に出会えた幸運に感謝しきれない。

HOPESFALL
http://www.hopesfall.com