police&thieves/JUNIOR MURVIN(CD)

ジャマイカ・シンガーソングライターの1stアルバム。
The Clashがカバーしたタイトル曲で有名だが、オリジナル曲もイギリスでヒットし、イギリス政府がラジオ放送禁止の通達を出す程に影響力を与えた。マービンがタイトル曲を書いたのは1976年で政局が揺れていたジャマイカの国内情勢を反映した歌詞になっている。リー・”スクラッチ”・ペリーのプロデュースによるルーツレゲエ/ダブのサウンドが和やかなムードに包まれているだけに歌詞とは対照的だが、アルバム自体のトータルイメージは落ち着いた雰囲気のルーツレゲエ/ダブサウンドに仕上がっていると思う。
話は変わるが、ジャマイカを含む中南米カリブ海諸国33カ国はアメリカとカナダを排除した中南米カリブ海諸国共同体を今月に発足。アメリカの支配から脱却しつつある。危機感を覚えるアメリカがTPPなる政策を進めるのも無理は無い。
Released by Island Records in 1977