st/RAMONES(CD)

st/RAMONES(CD)

アメリカ・パンクバンドの1stアルバム。浅草でライブを観たのは一度切りだったが、それがこのバンドだった。
クリスマスイブの日に書いているが、実際は年明けに書いているレビュー。幾多のサイトで彼らはレビューされているので今回はサウンド面抜きのレビュー。
クリスマスソングと言えば、普通はジョンレノン?山下達郎?僕はRamonesの曲が真っ先に思い浮かんでくる。このアルバムには収録されていないが、クリスマスに喧嘩なんてしたくないと歌うセンチメンタルなクリスマスソング。サビの部分は速攻で頭に思い浮かぶ程だ。僕は熱狂的なファンではないが、彼らのキャッチーなメロディーとシンプルなサウンドスタイルは、しばらく聴いてなくても頭に浮かんで来る。
日本でどれだけ重要視されているか分からないが、音楽以外のカルチャーでは無視同然だと思えることがあった。アメリカで放映されているドラマ・スーパーナチュラルでRamonesファン設定の登場人物が出てくるのだが、英語ではRamonesのCDも皮ジャンも無くなるとはっきりと言っているが、日本語翻訳ではRamonesがロックになっていた。アメリカ側では登場人物にRamones・Tシャツを着させ、ある意味リスペクトしている感や浸透性を感じたが、見事にスルーした日本側に悲しさと憤りを感じた。もしかしたら、アメリカ側でも製作者の思考性が入り込んでいるだけで、世間的には浸透してないかも知れないが、日本で芸人がスタイリストに着させられているパンクTシャツに湧き出る嫌悪感よりは遥かに共感を覚えた。
パンクロックを語る上で外せなく、独創性の頂点に君臨する名盤。
released by Sire records in 1976
http://www.myspace.com/ramones