st/THE SOUTHERN DEATH CULT(CD)

イギリスのゴシックロック/ポジティヴパンクのコンピレーションアルバム。80年代初頭の活動期間で残した音源集。ちなみにポジティヴ・パンクと呼んでいたのは日本だけだと思われる。ボーカルがネィティブアメリカンの血を引いているので、バンド名はネィティブアメリカン文化から取られた。
このバンドは解散後、Death Cult→The Cultと名を変え、音楽性もハードロックへと行き着くのだが、Joy DivisionやBauhausなどのバンドに通じる音楽性は後の彼らからは想像出来ない。シンプルなドラムライン、単音系のベースと印象的なメロディーのギターが絡むサウンドは独特のリズム感を持っている。シンプルな中に、乾いたドラム音に単音繰り返し系ギター&ベースの絡み合い、突如現れるメロディーと言えないが印象的なフレーズ。
特にPeel Sessionで録音された2曲が印象的。ドラマティックな"all glory" 、哀愁さを醸しだす"today"。特に"all glory"はしばらく聴いてなくても、イントロで瞬時にアドレナリン沸騰。
ハードロックは殆ど聴かないが、このバンドと出会ってからThe Cultの音源を何枚か買い、しばらく聴いていた程。
Released by Beggars Banquet in 1988
Beggars Banquet Records
http://www.beggars.com