splitsville/WESTON(CD)

アメリカ・パンクバンドのシングルコンピ。このバンドをレビューしていなかったとは迂闊だった。ジャケットのチアガールがアメリカ的雰囲気を漂わせるが、サウンドもアメリカ的な様な、そうで無いような独特なポップ感が詰まっている好コンピ。
1曲目"redhead girl"は後期Husker Duを彷彿とさせる轟音ギターで幕を開ける。独特なポップセンスと交じり合いながら、展開していくサウンドは正にアメリカンパンク的な明るさに満ち溢れている。カバー曲も数曲収録され、それらの曲ではバブル感溢れるポップさを前面に押し出している。カバー曲は好きじゃないが、ここまで爽快なカバー曲をやれるバンドなんてそんなにいない。
しかし、やはり彼らの真髄は轟音ギター＋ポップパンクに尽きる。オリジナルソングのポップ感の中に潜む一種の暗さは、ポップ感に溶け込むように違和感が無い。本当に独特で不思議なポップ感に満ち溢れている。
mid 90'sアメリカンパンクの代表的音源であると個人的には思うし、名盤。
released Gern Blandsten Records by in 1995
http://www.myspace.com/westonrockspa
Gern Blandsten Records
http://www.gernblandsten.com