monuments to excess/FUEL(CD)

monuments to excess/FUEL(CD)

アメリカ・ポストハードコア/メロディックパンクバンドの1stアルバムにシングルなどを追加した編集盤。1995年にAllied Recordingsから再発され、2000年にはBroken Rekidsからも再発された。90年代後半、この音源を自慢されたことがあったが、90年のオリジナルリリース12インチ持ってたことは黙っておいた。その貴重なオリジナル音源は略奪売買されたが、再発したのは嬉しかった。同名バンドの音源を間違えて買っていたこともあった。
ロディックパンク・サウンドとDCリスペクトなポストハードコア・サウンドが入り混じった音源。不思議な感触、雰囲気を感じる。メロディックパンク特有の明るさはなく、エモーティブなパンクサウンドだと思える。独特な暗さや荒さを含むサウンドは、実験的な試みというより完成されている。僕のイメージではメロディックパンクは外側へベクトルが向いていると思うが、このバンドは逆に思える。内へ向かうベクトルを持ち、メロディック性を持ちながら、多彩であり多様性の詰まった一枚。スピード感とかは90年前後のメロコアバンドに通じる部分も感じるが、異質なのは間違いないのでそれ系の聴き手に受け入れられるとは思えないが、一種独特のサウンドなのは間違いない。
メンバーのマイクはとても活動が活発で、解散後にNavio Forge、Torches to Rome、Bread&Circuitsなどのバンドで活動している。
released by Rough Trade(and more)in 1990
http://thebandformerlyknownasfuel.com