split / NEXUS 6 & FUNERAL DINER (LP)

split / NEXUS 6 & FUNERAL DINER (LP)

FUNERAL DINERのメンバー3人が在籍していたNEXUS 6とFUNERAL DINERのスプリット。OLD GLORY RECORDSからのリリース。
A面収録のNEXUS 6は6曲収録。エモバイオレンスやカオティックな雰囲気を漂わせながら、後に繋がるFUNERAL DINERの持つドラマティックさも併せ持つサウンド。特に3曲目one last woundと4曲目views of regret,5曲目the end game(DIP LEGを彷彿とさせます)はドラマティックな展開で素晴らしいです。メンバー4人の内3人がFUNERAL DINERを結成するので、殆どFUNERAL DINERと言っても過言ではないと思う。
そしてB面収録のFUNERAL DINERは4曲収録。この頃は4人編成。NEXUS 6の解散から一年も経たずに創りあげられたサウンド群の完成度は言葉が出ません。1曲目lucky strikeのイントロは内へと向かうベクトルが哀愁さを醸し出しながらも、爆走パートへと展開かる序章へと導く。現在は聴く事が出来ないファストなパートもカッコ良いです。変則的なフレーズを核に変幻自在に形を変えるサウンドには絶句。2曲目wish i could do the backstrokeはナレーション入りのイントロで幕を開け、カオティック的に暴走しながらも、またもやドラマティックな展開を聴かせます。3曲目choirs and cannonsは陰影的なギターフレーズで始まり、やや彼らにしては単調的かなと思うのだが、後半のパートでドラマティックな展開(同じ語彙ばかり済みません・・・汗・・・)が待っています。終わりはイントロと同じギターフレーズで締めくくる。4曲目shiftingは冒頭からの疾走パート、ミドルテンポな展開へ。一瞬のドラム・ソロを挿入する辺りにセンスの良さが窺い知れる。そして、クレジットされてないボーナストラックはSEに彼らの歌声が短い間乗る(アメリカ国歌?)。もはや、これは音楽というより、一つのドラマだ。
FUNERAL DINER
http://www.funeraldiner.com
OLD GLORY RECORDS(レーベル自体は消滅・・・)
http://www.noidearecords.com/old_glory.html