YAPHET KOTTO / the killer was in the goverment blankets (CD)

2002年JAPAN TOURも記憶に新しい彼らの1stALBUM。
起伏のあるパートを織り交ぜながら、繊細さと激しさを伴って進行し、展開するサウンドに、咆哮する絶叫ボーカルに、対照的に黒人特有のソウルフルでエモーショナルなボイスで織り成す世界は他に類を見ない。
ある意味、使い古した手法で飽和状態の中で、突如現れた音楽性に新しい形を提示した歴史的作品かも知れない。
アメリカの黒人俳優の名をバンド名にするという点や黒人を全面に押し出したジャケット、白人系人種が大多数占めるシーンの中では興味深く考えさせられる。
全てを超越した最高の一枚。
激情系/カオティック系を含めたハードコアの歴史に名を刻むバンドなのは異論がないだろう。

YAPHET KOTTO
http://www.yaphetkotto.cjb.net/