humbucker - MEXICAN PET(CD)

humbucker - MEXICAN PET(CD)

アイルランド・インディーロック/パンクバンドの2ndアルバムでラストアルバム。In Motionのメンバーが在籍。
エモ/ポストロックの影響が伺えるが、核は前作の延長線上。絶妙な泣きのメロディーと独特な音楽性が素晴らしい。特にシングルカットされた"supermarket"から始まる中盤は圧巻。静と動に絡まるエモーショナルの嵐が心地良く響く。全く評価されてないが、自分的には90年代中期を代表するバンド。
released by Blunt in 1997
https://myspace.com/mexicanpets

the voice of trucker youth - MEXICAN PET(CD)

the voice of trucker youth - MEXICAN

アイルランド・インディーロック/パンクバンドの1stアルバム。In Motionのメンバーが在籍。
Therapy?のメンバーが創設したレーベルBluntからのリリース。1995年にリリースしたミニアルバムと収録曲が被ってるが、バージョンが違うので要注意。HIM KEROSENE、初期STARMARKETと同じ匂いを漂わす名曲のオンパレード。特に中盤から終盤のエモーショナル度の高さに心が揺さぶられる。某サイトではSonic YouthFugaziを引き合いに出してたが、理解出来ない。自分なら絶対にHIM KEROSENE、初期STARMARKETを引き合いに出す。Youtubeにもバンドか関係者らしき人が動画を上げてるので、気になる人はチェックを。絶対に埋もれさせてはいけないバンドの名盤。
released by Blunt in 1996
https://myspace.com/mexicanpets

we also are what we haved ruined - RAVI(CDR)

we also are what we haved ruined - R

フランス・エモバンドのデモ。
元々はポップパンクバンドだったが、以前の面影を感じさせない大変化。Lifetimeや初期Saves The Dayの影響を感じるが、十分な個性感も発揮。流れるようなスピード感やエモーショナル感は同時期のEndzweckなどの日本バンド好きにも受け入れられると思う。今は知らないが、当時のフランスにはエモの首都であるカーンという町があり、このバンドもそこ出身なので影響を受けたのかも。人口十万そこそこでエモの首都。日本で同じくらいの人口規模でバンド活動が盛んな町と言えば、岡山の津山とかか。そういえば、フランスのバンドは結構聴いてるが、パリのバンドは滅多に無かった気がする。まあ、デモ音源とは言え、完成度とオリジナリティーは高いし、遊び心あるラスト2曲もやばい。
self released in 2002
https://ravi.bandcamp.com

frisbie - HEAVY VEGETABLE(CD)

frisbie - HEAVY VEGETABLE(CD)

アメリカ・インディーロック/ポストロック/マスロックバンドの2ndアルバム。Pinback、Optiganally Yours、thingy、 Other Men ‎のメンバーが在籍。
海外のレビューで触れていたが、自分もピクシーズの影響を感じる。かと言って、ピクシーズ・フォロワーのバンドとは全然違う。殆どが2分以下の曲で、変拍子とエモーショナルを詰め込んだ創造性豊かな展開を披露。どの曲も短さを全く感じないのは曲の完成度が高いからだと思う。1曲目が終わってからの2曲目!度肝を抜かれた。この時代にこんな音を出すバンドがいたのは衝撃的。1stよりもエモーショナルさが増し、衝撃度が高まった。
男女ツインボーカルが繰り広げる独創的で唯一無比なサウンド
released by Headhunter Records in 1995
https://myspace.com/heavyvegetablemusic
Headhunter Records
http://www.cargomusic.com

damned if we do - DASHA(CD)

damned if we do - DASHA(CD)

アメリカのエモバンドが唯一残したアルバム。
このバンドのジャンルはミッドウェストエモと言うらしい。90's Emoリバイバルと呼ばれるバンドが所属するジャンルか。最近、映画界ではリメイク版をリブートとか言うらしい。映画に関してはリブート物は残念な作品ばかりだなと思うが、音楽に関してもリバイバルはただのリメイク系にしか聴こえない。70年代のモッズリバイバルとかはパンクの影響とかただの延長線上とは言えない側面や斬新さがあったが、既に音楽手法は出尽くした感がある。この音源を聴くと痛感するね。
エモ系女性ボーカルは好きだが、この音源を聴いてるとThe Get Up KidsとThe Promise Ringが頻繁に頭に浮かぶ。盗作とは言わないが、90年代エモバンドが存在しなかったのなら、この音は絶対に生まれてないと断言しよう。最悪の評価をしないのは女性ボーカルだからだ。リリース元がとっくに潰れてたのも驚いた。でもBGMにはいいかも知れない。自分はリストに入れている。
bandcampでアルバム一枚ダウンロード出来るので、興味のある方はどうぞ。
released by Whaleplane Records in 2009
http://www.myspace.com/dashaband
https://dashaband.bandcamp.com/album/damned-if-we-do

get it straight - THE MODERNETTES(CD)

get it straight - THE MODERNETTES(CD

カナダ・パワーポップ/パンクバンドの編集盤。1980年から1982年にリリースした1st&2ndシングルと唯一のアルバム、ライブ音源を収録。Big Black Puppets、Wasted Lives、 True Believers、 Los Popularos、Lost Durangos、Go Four 3、 Numb、Jimbo And The Lizard Kings、Poisoned, Shmorgs、The K-Telsのメンバーが在籍。
再結成後は4人編成になったが、解散前は男女混合スリーピースバンド。1stシングルはラモーンズの影響も伺えるが、Fastbacks系のポップパンク要素も有り。アルバム収録曲が3曲だけなのは残念だが、エモーショナル度を前面に押し出したグレイトなメロディックパンクが並ぶ。再結成後の音は知らないが、解散前にリリースされた2ndシングルはカントリー風味が強い。ただ、このシングルに収録されてるTHE VELVET UNDERGROUND&NICOの"femme fatale"のカバーは泣ける。ベース&ボーカルのMary嬢がメインボーカルな曲は数曲だけだが、どれも素晴らしい。このカバー曲もそうで、原曲の暗さとは逆に哀愁感が漂う。ビジュアル的にも女性メンバーが映えるバンド。
released by Zulu Records in 1995
Zulu Records
http://www.zulurecords.com
http://myspace.com/modernettes

if two worlds kiss - PINK TURNS BLUE(CD)

if two worlds kiss - PINK TURNS BLUE

ドイツ・ゴシックロック/ダークウェイブ/ギターロックバンドの1stアルバム。
ジャンルは知らなくても、ジャケット買いしてしまう強烈なインパクトを与えるジャケット。名前を度忘れしてしまったが、90年代のエモバンドのジャケットを連想させる。中身はゴシックロック/ダークウェイブ系だが、上に書いてある通り、ドライビングなギターロックな楽曲が3曲収録されている。この手のバンドでこんな音を出すバンドは他にはいないだろう。このギターロック路線を歩まなかったのが残念。ちなみに1994年に解散してるが、2004に再結成してる。
released by Fun Factory! in 1987
http://www.pinkturnsblue.de
http://myspace.com/pinkturnsblue